教育方針
これから歩む看護師としての長い道のりにむけて、
幸福なキャリア形成と夢の実現を手助けする。
教育方法
OJT、社内学習会(自主勉強会、専門家を招聘しての講義など)、 外部研修、他機関の視察・見学実習など。
1年次の目標
職場に慣れ、基本的な看護技術を身につけ、積極的に療養者と関わることができる。
<教育内容>
主に法人内有料老人ホーム「看病付き宿舎なはちがる」で訓練
[ 入職時より1週間程度座学及び見学 ]
・医療保険・介護保険制度
・社会情勢の把握
・地域包括ケアシステムの意義を理解する
[ およそ1年間、法人内有料老人ホームで訓練 ]
・基礎看護技術
・フィジカルアセスメント
・看護記録、看護計画、報告書の書き方
・インシデント・アクシデントレポートの作成と事故分析
・レセプト作成・チェック
・コミュニケーションスキル
2年次の目標
在宅療養者に対し、先輩看護師が行った通りの訪問看護を一人で提供できる。
<教育内容>
灯ーあかりー訪問看護 配属
・先輩看護師との同行訪問と同行記録書の作成
・毎日の振り返り
・iPadを用いた看護記録と情報収集
・車両管理と安全運転
・単独訪問と報告、連絡、相談
・家族看護
・医療依存度の高い方の訪問
・受け持ち看護師の役割理解と実践
・他事業所とのカンファレンス参加
・サービス担当者会議出席と記録の作成
・1か月ごとの訪問看護計画評価、修正
・訪問看護報告書の作成と送付
定期訪問の教育6ステップ
1.情報収集…初回訪問前の情報収集
2.同行見学…教育スタッフの一連の看護実践を見学
3.同行一部実施…実施可能な技術を一部実施
4.同行一連実施…介助の元一連を実施
5.単独チェック…見守りのみで一連を実施
6.単独訪問…一人で訪問し、その後に報告
3,4年次の目標
在宅療養者に対し、出会いから別れまでを体験し、主体的に看護を展開することができる。
<教育内容>
・受け持ち10人以上を担当し自発的に看護過程
を展開していく
・1日4件の訪問を計画的に時間厳守で行う
・先輩について急変対応をできる限り多く
体験する
・電話待機当番を経験する
・単独で緊急訪問を行う
・新規患者の相談受付、契約、初回訪問に同行
・単独で新規患者の受け入れ実施
・在宅看取りを経験する
電話待機当番とは
どのような内容の連絡が来るの?
→急な発熱、転倒事故、カテーテルトラブルなど
電話連絡が来る頻度は?
→1週間0人から3人くらい。出動は月0~3件
電話待機当番の日はどのように過ごすの?
→業務携帯を肌身離さず持ち、札幌市内で1時間以内に事業所に戻れる状態を維持。行動は自由
5年目以降
キャリア面接を丹念に行い、一人一人がどのような道を進み、
能力を磨いていきたいのかコンサルテーションをします。
そのうえで、必要な資源を惜しみなく貸し出し、または援助いたします。
<当社で可能なキャリアアップ例>
・臨地実習指導者
(勤務として講習を受けることができます)
・管理職への登用
(訪問看護ステーション所長、副所長、老人ホーム施設長など)
・介護支援專門員資格取得
(受験費用付与、社内でケアマネジャーとして働くこともできます)
・准看護師から看護師取得のための学費貸し付け、勤務調整
・認定、専門看護師資格取得
(転職予定でない方には一部受講料、受験料付与)
・当社での経験を活かして独立開業
(有料ですが新規開設のコンサルテーションも致します)
・現社長の後を継ぎ、経営者となる
(そのための教育には十分な投資をします。
病院や他の職場では決して叶えられないキャリアです)
※これまでのラダー教育に倣い、3年という期間を区切ってみましたが、多くの病院案内に書かれており、新卒・新人の皆さんになじみが良いと考えこの表現にしています。当社の方針は看護師としての長い人生を見据えていますので、一人一人の進み方、成長の仕方はばらばらであって良いと考えます。
何年で何ができるようになるという目標ではありません。
教育内容であって、強制的な習得内容ではありません。
思うようにできないことに苦しむ時期は必ずあります。
皆得意、不得意はあるのです。会社と新卒・新人が相談しあいながら、できないことができるようになっていく方法を楽しんで探っていきましょう。