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愛媛出張

先日、2泊3日で愛媛に出張してきました。

今回の宿泊地は、なんと30年ぶりの道後温泉。観光客で賑わいながらも、ゆったりとした雰囲気に癒されました。

初日は美須賀病院・重見総看護師長のご配慮で、松山市内の小料理屋さんでお食事会。

愛媛県立医療技術大学の窪田准教授や美須賀病院の看護師の方々と、素敵なひとときを過ごしました。「みどり先生」の知られざる歴史や、美須賀病院と窪田准教授の紡いできた歴史を伺い、看護に対する熱い思いを語り合いました。

初めて味わう地元の珍味や、美味しいお刺身も堪能し、愛媛の食文化も満喫できました。

愛媛県立医療技術大学の窪田准教授や美須賀病院の看護師の方々と、看護に対する熱い思いを語り合い、地元の珍味やお刺身も堪能しました。


2日目の午前中は、30年ぶりに人力車に乗りました。若い車夫さんから道後の変化などの話を聞き、もっと道後を知りたいと思える、濃密な時間を過ごすことができました。

次に道後を訪れる際は「ミカンおにぎり」をぜひ買おうと心に決めました(笑)。


そしてメインイベントは、愛媛県立医療技術大学での講義です。

窪田准教授のサポートもあり、看護学部の学生さんや外部の教職の方、臨床の看護師の方々に「身体拘束」についてお話ししました。

私は学生さんたちに、就職先を選ぶ際の一つの基準として、「身体拘束廃止への取り組みを質問してみては?」と投げかけました。また、看護には人の生命を大きく左右する力があるのだということ、そして看護ではないものを看護と錯覚して行うと、生命の危機をもたらすことがあるとも伝えました。

だからこそ、看護師は「何をする人なのか」を常に意識しながら、大切にキャリアを積んでいってほしいと伝えました。

夜は今治で大学院の同級生と再会しました。新天地でイキイキと働く姿に、私自身も改めて自分の理念に向かって進もうと心を新たにした、尊い時間となりました。


最終日は美須賀病院を訪問し、重見さんからのリクエストで口腔ケアのレクチャーを行いました。

ナースの方々の清らかで真剣な眼差しの前でケアを実践すると、自分も背筋が伸びる思いでした。

今回もたくさんの出会いと学びがありました。

冬は東京で重見さんと一緒に講演させていただく予定です。これからも現場で得た経験を、会社や看護に活かしていきたいと思います!